猪瀬氏、貸金庫記録など提出へ 16日の都

医療法人「徳洲会」グループから5千万円を受け取った猪瀬直樹東京都知事は、16日の都議会総務委員会で「借用証のコピー」「貸金庫の入出庫記録」などを示す方針を固めた. 現金授受の経緯について、委員会は追及する方針だ. 【特集】猪瀬知事の資金問題 都議会は、(1)猪瀬氏が昨年11月20日に記したと説明する借用証の原本(2)猪瀬氏が同11月19日に契約したとする貸金庫の契約書や、入出庫記録(3)今年9月の返済後に借用証が返送された際に使われた封筒、など資料約60点の提出を求めていた. 各会派によると、猪瀬氏側は「借用証のコピー」を出すほか、徳洲会関係者と会った時に使った「タクシーの領収証の一部」や、「副知事在任時の面会者リスト」を提出する方針という. 皇太子さまは23日、東京都新宿区の学習院女子大で「中世史料への誘(いざな)い~学習院大学史料館にある西園寺家文書を読む~」と題して講義をした. 皇太子さまの同大での講義は10回目. 今回は国際文化交流学部と大学院国際文化交流研究科の159人に平安時代に成立した貴族、西園寺家に伝わる中世の古文書を紹介. 平清盛源頼朝の名が記された、上皇天皇の牛馬の管理者の名簿に触れ、史料から何が読み取れるか解説した. 冒頭では、長女の愛子さまが通う学習院初等科で昨春、奈良時代の木簡を読み解く社会科の授業を参観したことがきっかけで、講義の題材に古文書を選んだと明かし、「歴史は史料をもとに書き上げられるものです. 従って史料について知ることが歴史という学問において非常に重要なのです」と話した. 数人の学生が質問をしたという. 西園寺家文書は、皇太子さまが客員研究員を務める学習院大学史料館に約600点が寄託されており、皇太子さまは今回、鎌倉時代後期の当主の日記なども取り上げた. ママさんランナーとして活躍し、マラソンで世界選手権に2度出場した赤羽有紀子(34)が来年1月26日の大阪国際女子マラソンを最後に一線を退くと、所属するホクレンが28日発表した. 今夏の世界選手権(モスクワ)出場を逃したこともあり、競技生活に区切りをつけた. 真岡女高(栃木)から城西大をへてホクレンへ. 大学の同級生の周平さんと結婚し、2006年に女の子を出産. 08年北京五輪で長距離代表となり、注目を集めた. その後、マラソンに取り組み、11年大阪国際で初優勝. その年の世界選手権(韓国・大邱(テグ))マラソンで5位入賞した. 赤羽はホクレンを通じ「アスリートとして生きてきたことを無駄にしないよう、スポーツに関わっていければ」とコメントした. 当面は全日本実業団対抗女子駅伝(12月15日、宮城)に専念し、来年の大阪国際後に会見を開く.