競歩女子日本勢、ハイペースに屈す 大利「

総務省が2日発表した労働力調査によると、1月の完全失業率(季節調整値)は4.6%となり、昨年12月より0.1ポイント悪化した. 厚生労働省が同日発表した1月の有効求人倍率(同)は昨年12月より0.02ポイント上昇して0.73倍となり、8カ月連続で改善した. 今回は季節によって変化する要素を取り除くため数値を加工する「季節調整値」が改定され、前月までの数値の一部が変更された. 昨年12月の失業率は前回発表は4.6%だったが、4.5%となった. 1月の失業率は男性が前月と同じ4.9%、女性が前月比0.4ポイント悪化の4.4%. 就業者数(同)は同0.6%減の6259万人、完全失業者数(同)は同3.0%増の305万人だった. 女性の失業率悪化は新たに仕事を探し始めた主婦らが「失業者」とカウントされたためだ. 総務省の担当者は「景気の持ち直しで求人が増え、仕事を探す女性が増えた」と分析する. 第16日、競歩女子20キロ】 女子20キロ競歩の日本勢3人は、世界記録の出たハイペースに、スタート直後からついていけなかった. 25歳の渕瀬は8キロ付近の19位から、粘ってじわじわ順位を上げたが、トップとは3分39秒差の11位に入るのがやっと. 「やっぱり五輪は、ペースが落ちない. そう簡単にはいかない」. 37位に沈んだ27歳の大利は「代表としてこの結果はすごく情けない」と悔し泣きした. 渕瀬の11位は、日本勢の過去最高. 3大会連続の五輪出場で18位だった32歳の川崎は「競歩界をもっともっと熱くしたい. もっと層が厚くなって、競争すれば世界で戦える」. 今後はサポート役に回るという. (木村健一).