asahi.com(朝日新聞社): 「攻

リビアで新政権の樹立をめざす国民評議会の暫定首相にあたるジブリル氏は8日、首都トリポリ入り後初の記者会見に臨んだ. 「国民、特に若者が、お互いを攻撃するのではなく、団結しなければならない」と述べ、暫定政権の樹立を前に団結と和解を呼びかけた. ジブリル氏は、反カダフィ派がトリポリを制圧したことを「リビア近現代史で空前の偉業」としつつ、直面する重要な課題として、(1)国民間の和解(2)カダフィ派が拠点とする中部シルト、西部バニワリードなどの制圧(3)民主的な政府の樹立――を挙げた. そのうえで「政治的な駆け引きが始まるのは、(カダフィ派との)戦闘が終わり、暫定政府が樹立され、新憲法を制定した後だ」と述べ、国民間の和解をまず優先すべきだと述べた. 内閣府の検討会が巨大地震で最大25.3メートルの津波が押し寄せると想定した静岡県下田市は11日、市役所庁舎を市街地から離れた標高50メートルの高台に移転することを決めた. 標高2.5メートルのいまの場所で建て替える案もあったが、利便性より安全や危機管理を優先した. 市役所は、伊豆急下田駅近くの市中心部にあり、港から約700メートルしか離れていない. 築55年と老朽化が進んでおり、もともと現在地で建て替える案が検討されていた. しかし、昨年3月の東日本大震災を受け、市は高台移転も模索. 市郊外の高台への移転案も加えていた. これに対し、市商店会連盟は今年2月、「市街地のにぎわいがなくなる」などと、高台移転に反対する要望書を市に提出した. こうした中、内閣府の検討会が3月末、南海トラフ沿いの巨大地震が発生すると、最大25メートルを超える津波が短時間で到達するとの想定を発表. これを受け、市は11日に開いた新庁舎建設検討委員会で、安全や防災態勢を重視し、市街地から2キロ近く離れた高台にある公園の一角への移転を決めた. 検討会では大きな反対意見は出なかったという. 新庁舎は2017年春の完成をめざす.