東電、家庭向け料金も値上げ 政府、合理化

ロシア南部のクラスノダール地方で6日夜、豪雨による河川の氾濫(はんらん)で大規模な洪水が起きた. 警察当局によると死者は約100人に達するという. インタファクス通信などが伝えた. 被害が大きいのは黒海沿岸の保養地など三つの地区. 増水によって流された人のほか、倒れた電線などで感電死した人もいるという. 計数千戸の家屋が浸水したほか、鉄道も一部区間で水没し、運行停止となっている. 一夜で5カ月分の降雨を観測したところがあるという. 緊急事態省のヘリコプターなどが出動し、救助に当たっている. ロシアでは学校が夏休みに入っており、同地方には7千人以上の子どもらが滞在しているが、今のところ全員無事だという. (モスクワ=関根和弘). 厚生労働省は6日、東京電力福島第一原発の事故の影響が残る地域でインフラ復旧作業にあたる人の被曝(ひばく)線量管理案をまとめた. 放射線障害を防ぐため、通常時の原発作業員と同レベルの年50ミリシーベルト、5年で100ミリシーベルトを被曝限度とした. この限度を超えると当面、同様の仕事はできないことになる. 厚労省が同日の専門家による検討会で示した. 対象地域は、除染が必要な「除染特別地域」と「汚染状況重点調査地域」の計8県約110市町村. 道路などの公共工事で働く人のほか、再開する工場の従業員、農家、警備員なども対象だ. ムートンブーツ ugg 政府と東京電力は、家庭向け電気料金の値上げについて調整に入った. 原発に代わる火力発電の燃料費が収益を圧迫するなか、企業向けの値上げだけでは東電存続の青写真を描けず、政府も家庭向けの値上げが避けられないとの判断に傾いた. 上げ幅は5~15%の間で調整が進むとみられる. 東電の今年3月期の連結業績は、純損益が6千億円の赤字になる見通し. 原発が再稼働しないと、毎年8千億~9千億円規模の赤字が続き、電気事業が成り立たなくなる. 値上げには経済産業相の認可が必要になる. 枝野幸男経産相は昨年暮れ、「値上げは電力事業者の権利という考えを改めてもらいたい」と述べ、値上げに厳しい姿勢を示していた. しかし、東電が経営破綻(はたん)すると、被害者への賠償や廃炉作業が難しくなるおそれがある. そうした事態を避けるため、政府は徹底したリストラと経営責任の明確化を条件に、値上げを認める方針を固めた. 公文書「シュレッダーで廃棄」 三重県職員